07の嘔吐物

心垂れ流し。カテゴリないやつはタイムリーな私。気持ち悪いJKシリーズは本当に気持ち悪いから見る人は覚悟してみてね。コメントくれたら喜ぶかも。

ある夜の帰り道

夜。

 


はしゃぐ中学生を横目に

自転車を漕ぐ。

音量を示す四角を5つにしたiPhoneから、イヤフォン、耳へ。

情けない歌詞を書く、かっこいい男のロックを流しながら。

 

 

 

漕ぐ。漕ぐ。

 

 

 

エモい歌詞に心が震える。

 


目が潤む。

 


続く坂道に疲れているのか。

叶える勇気のない恋を想ったのか。

理由はわからないけど。

 


胸が苦しくて。

息が詰まる。

 


歌詞を口ずさみながら。

君を想う。

 


悲しいことがあったわけでもないのに。

目が潤む。

 


信号待ち。

息を切る。

 


目を閉じると、瞼が熱かった。

 


虚無。

 


なんとなく。

 


目が潤むくらいに、君が好きなんだなあ、と思った。